「財務報告内部統制監査基準報告書第1号「財務報告に係る内部統制の監査」の改正」及び「公開草案に対するコメントの概要及び対応」の公表について

日本公認会計士協会(監査・保証基準委員会)は、2025年2月14日に、「財務報告内部統制監査基準報告書第1号「財務報告に係る内部統制の監査」の改正」を公表しました。

内部統制監査の目的は、経営者の作成した内部統制報告書が、一般に公正妥当と認められる内 部統制の評価の基準に準拠して、内部統制の有効性の評価結果を全ての重要な点において適正に 表示しているかどうかについて、監査人自らが入手した監査証拠に基づいて判断した結果を意見として表明することにあり、本報告書の目的は、監査人が内部統制監査を実施するための実務上の指針を提供することにあります。

本改正においては記載の整理だけでなく、 グループ財務諸表の監査における監査基準報告書600「グループ監査における特別な考慮事項」の要求事項を内部統制監査に取り入れるなどの実質的な改正も含まれており、被監査会社の内部統制監査対応にも影響が出る可能性があります。

本改正は、2025年4月1日以後開始する連結会計年度及び事業年度に係る内部統制監査から適用することとしています。ただし、一体型内部統制監査報告書の文例における「内部統制監査における監査人の責任」の記載内容の改正については、改正監査基準報告書600と同時に適用することとしています。

詳細な内容は、以下のウェブサイトを参照ください。
https://jicpa.or.jp/specialized_field/20250214ige.html

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