プライム市場における英文開示の拡充に向けた上場制度の整備について(東京証券取引所)
東京証券取引所(東証)は、2024年2月26日に「プライム市場における英文開示の拡充に向けた上場制度の整備について」を公表し、パブリック・コメントの募集を開始しました。
これは、プライム市場上場会社への更なる海外投資家の投資を呼び込み、対話を通じた企業価値向上を促していく観点から、プライム市場の英文開示の拡充に向けて、所要の制度整備を行うものです。
主な概要は以下のとおりです。
- 英文開示に関する努力義務の新設
- プライム市場上場会社は、重要な会社情報について、可能な限り、日本語による開示と同時に、英語により同一の内容の開示を行うよう努めるものとします。
- 企業行動規範の「望まれる事項」として規定します。
- 決算情報・適時開示情報の英文開示の義務化
- プライム市場上場会社は、決算情報及び適時開示情報について、日本語による開示と同時に、英語による開示を行うものとします。
- この場合において、英語による開示については、日本語による開示の内容の一部又は概要を開示すれば足りるものとします。
- 企業行動規範の「遵守すべき事項」として規定します。
実施時期は、2025年4月を目途に実施予定、とされています。
詳細な内容は、以下のウェブサイトを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/rules-participants/public-comment/detail/d1/20240226-01.html