「会計方針の開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準(案)」の公表

企業会計基準委員会(ASBJ)は、企業会計基準公開草案第69号(企業会計基準第24号の改正案)「会計方針の開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準(案)」を2019年10月30日に公表しました。コメントの提出期限は、2020年1月10日です。

本公開草案では、重要な会計方針に関する注記の開示目的は、財務諸表を作成するための基礎となる事項を財務諸表利用者が理解するために、採用した会計処理の原則及び手続の概要を示すことにあり、これは関連する会計基準等の定めが明らかでない場合も同じである、とされています。
「関連する会計基準等の定めが明らかでない場合」とは、特定の会計事象等に対して適用し得る具体的な会計基準等の定めが存在しないため、会計処理の原則及び手続を策定して適用する場合をいい、例えば、関連する会計基準等が存在しない新たな取引や経済事象が出現した場合に適用する会計処理の原則及び手続で重要性があるものが該当する、とされています。
本公開草案では、関連する会計基準等の定めが明らかでない場合も上記の開示目的は同じであるとして、関連する会計基準等の定めが明らかな場合と同じく、重要な会計方針として注記することを提案しています。

適用時期は、2021年3月31日以後終了する事業年度の年度末に係る財務諸表から適用する、とされています。

詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://www.asb.or.jp/jp/accounting_standards/exposure_draft/y2019/2019-1030-3.html

以上

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